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わたしのカメラ・写真

210707Kh01.jpg

鉄写真を始めた50年前、家にあったカメラを使っていた
レオタックスというメーカーだった
あのライカにそっくりでロゴまでそっくり
いわゆるパチもんだ
撮影時にレンズを引き出して(沈胴式?)固定するのだが、一眼じゃないので引き出し忘れても、ちゃんと固定できてなくても気づかない

なので

210707Kh02.jpg
ネガにはこんなコマがあちこちにある
キャップのはずし忘れは何も写らんので諦めがつくが、
なんか写ってるので始末が悪い(爆)
ちゃんと写ってたら・・と思うとすごく残念だ
レンズは口径が小さく、写りはそれなりだった


そして新戦力が投入された
またレオタックス(爆)
2機目の中古だがどこで手にいれたのか父には聞けず終いだ
こんどは収納式ではなくスクリューマウント(収納式の奴も回せば取れた)
これになんとキヤノンの50ミリF2.8がついていた
ビントさえあってれば前のよりいい写りなので、これがメイン機となった

210707Kh10.jpg

どこでもいっしょ〜♪


蒸機も末期にさしかかった頃、同級生鉄の間で一眼と望遠を持つ者が増えてきた
みんな決まったようにペトリでレンズは135ミリ(ちなみにペトリのレンズ名は「オリコー」だったらしい)←「オリコール」だそうです、すみません
wikiによるとニコンと同スペックの機種が半値くらいだったらしい
しかしその写りは良く、さすがは望遠
同じ場所で撮った写真なのに一味も二味も違う
買うてくれーと何度もお願いしたが却下されたので
ペトリ持ちと一緒に撮影に行くのはやめた(爆)

蒸機が消えた後、父はどっかから望遠レンズを手に入れてきた
105ミリ、メーカー不詳だがうれしさ爆発

ここでちょっと待てよと思ったあなたはするどい
そう、うちのカメラは一眼ではない
ピントあわせは別窓での二重像合致式ゆえ望遠つけたとしても普段と同じ画角で見える
つまり、どこまで写ってるのかがわからないのだ(爆)
(そのレンズ専用のファインダーがあったらしい、そりゃそうだろな)
だが、なんぼなんでも真ん中へんなら写るよねと小躍りしながら撮影に出かけた
その結果がこれだ

210707Kh04.jpg
待ちに待った現像が上がってがっかり
ごく手前にピントがきてボケボケ・・・フレーミングもおかしい

210707Kh06.jpg
せっかくHM付きの58「あかつき」だったのに

210707Kh07.jpg
ピンぼけ

210707Kh05.jpg
土山に停車中のクモニ83
わかりにくいがピントはごく手前の線路、クモニはボケている

こんな博打みたいなレンズ使えねぇ
蒸機が消えた後でよかった

この反動でのちに望遠を手に入れた時、
なんでも望遠野郎となっていく


愛用したカメラはもう手元にないが画像検索してみたらけっこう出てきた
それらを見てるうちにいろいろ思い出した
フィルム巻き上げは丸いつまみをくるくる回す→連写(できないが)したい時は必死で回した
フィルム装填はカメラをひっくり返して底蓋をあけ、下図のセットをそーっと差し込んでいく
しかも買ってきたフィルム先端の細くなった部分を延長してハサミを入れていた、そうして巻きつけないとちゃんと巻き上げられなかった

210707Kh12.jpg

これが非常に面倒で厄介だった、切るのをミスってパーフォレーターにひびが入ってしまうと巻き上げ中に割れて破片が入ってしまうことがたびたびあった

210707Kh09.jpg

ヒヨドリ俯瞰をされた方は見たことがあると思われる橋はまだピンさら
割れたフィルムがよくわかる

210707Kh08.jpg
こともあろうに阪急様にも!!
この日撮った写真にはもれなく入っていた

まぁそんなことしてた人はたぶんいないと思うが
手元のネガには自分が精一杯丁寧に切った先端部分が残っている

210707Kh11.jpg

しかしこんなことようやっとったなぁ

このフイルムには関西本線のD51が写っていた
きっとイライラ、そしてワクワクしながら切ったんだろな



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非公開コメント

カメラの話なら

 こういう話なら一晩中でも終わりません。レンジファインダーで望遠は105mmくらいがピントを正確に合わせられる限界でした。
 一眼レフの値段、1960年版のカメラ年鑑で調べてみると、ニコンF=69,500円、ミノルタSR-1=36,000円、アサヒペンタックスS2=32,600円、ペトリペンタ=26,200円(いずれも標準レンズ付き)で、ペトリのレンズはプリセット絞りです。あ、レンズ名はオリコールです。シャッターは1/1000秒までがニコンFだけで、他は1/500秒までです。
 大学の写真部でペトリを使っている先輩がいましたが、しょっちゅう故障するといっていました。

師匠 こんばんは

105が限界・・・なんか中途半端な数字だと思ってました
専用ファインダーがあればちゃんと写ったのか、疑問ですね
価格、やはりFがずば抜けてますね。蒸機末期のブームでペトリはさぞ売れたことでしょう
え、オリコールでしたか(爆) 訂正しておきます、ありがとうございます

Mさんが苦闘されていた頃

私は鉄道好きをやめました。因果な中学に行ってしまったため、鉄研に入る連中はHOやりたい放題、ニコンやアサヒペンタックスで狩勝ニセコ詣で。庶民にはついていけません。
模型、カメラ嫌いになった原点ですね。特に後者は流行りだからやっている様な輩が多く、本当に鉄好なのか甚だ疑問でした。
Mさんの様にクタクタカメラでも追いかけた鉄が本物なのでしょう。
ところで、レオタックス→ライカはフェルナンデス→フェンダーみたいな感じですか?

こんにちは 御仁

当時は蒸機撮影に行く場合、鉄との会話を聞いていた非鉄な奴が参加するのが常でした。あらかじめ言ってるんですが待ち時間が多いので悪い気がして・・・こっちはヒマつぶしになりましたが
で、そういう奴らにかぎってええカメラ(爆)
レオタックスはライカをコピーしてたので有名?だったそうです
でも国産なので製品はしっかりしてたようです
楽器もしかり、昔はええもんマネして何が悪いってな感じでしたもんね
私はアコギ派なのでマーチンのコピー器を使ってました

アコースティック

モーリスですかね。エレキでもグレコってのがなぜかギブソンに見えましたね。
本題に戻ると、当時はなぜオリンパスペンやリコーなんちゃらのバカチョ✖︎と言われるカメラで蒸機を撮ってはいけなかったんですかね。そう言う面でもSLブームってのがレアタックス以上にパチモノだったと思います。
もちろんMさんのことを指しているわけではありません。

御仁 こんばんは

いえ、モーリスじゃないんです。だからスーパースターになれませんでした〈爆〉 かつおぶしのメーカーみたいなブランド名です
グレコ、兄貴が持ってましたわ

撮ってはいけない? え、なんで? ペン派、かなり多かったですよ。
私はたまたまうちのがアレだっただけで・・・
SLブーム・・・ホンマに好きな人ってほんのひとにぎりだけでしたね
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