M的プロジェクトX

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サンダーバード 17 Go!!
男はホームに降りると大きく息を吸った。あれから40年の月日が流れていた。
ここは阪急京都線の
京都・大阪という大都市間にありながらどこかのんびりとした空気なのだが、せりだした山と淀川にはさまれた狭隘なこの地にはJR・阪急・新幹線・国道と交通の大動脈がひしめき合っている

駅前には西国街道 キーキーキーキーいわしてチャリがキタ

あたりまえだが40年前はこんな駅ではなかった
変わってないことといえば

山が近いこと
かすかな記憶だけをたよりに路地を迷い、たどりついた場所は


昔のまんま!!

アミで囲まれて撮れないのではないか(山陽みたいにィ)と覚悟していた男は、ひたすら感動した。
そこにあったのはアミなどない開放的な空間、昔のままだ

ここで冒頭写真の6300たたきをしたのだが、男には
二枚看板たたきはコチラ~→
それは国鉄と阪急が交差しているといふのに双方の電車がクロスした場面をたった1枚しか撮ってないこと
そこで、たまたま京都へ行く用事があったのに乗じ、リベンジを果たそうとやってきたのだ福島
押したい気持ちをおさえ、ギリギリまで待っての一発勝負! 連写はNG
これぞまさにM的
プロジェクトX(クロス)!!
意味わかんねーが、それをやる前に現在唯一の本線6300である京とれいん(6354編成)だけはここでやっつけなければならない。なぜならこのブログが得意とする新旧比較をせねばならないからだ。今回は某本に載せた写真と今を比較する「現場検証」シリーズの第4弾にあたるのだ梅田
まもなくやってくる

来た!!
すかさず後ろ!!

嗚呼ーー

あの時といっしょやー!! って
番号見えへんやないけぇー!!
しかも上から見たら舌だしたタヌキみたいやないか、ヒゲあるし
男は気を取りなおしてクロスに集中した
その時だった!!

9300トップナンバー

おおー!! X(クローース)!!
これ赤帯やけど新種のサンダーバード?
あっと言う間に達成(爆)
だがしかし、男の顔に笑みはなかった
そしてつぶやいた
「9000や9300は、乗ってナンボのもんで撮るもんとちゃう! (あくまで個人の感想です)
乗り心地はええねんけどあの屋根のバスタブ(最初に言った人スバラシス)がなぁ~、どうも好きになれん、そのうえトップナンバーはライトの形が・・・中略・・・やっぱり5300か3300とのクロスでないとなぁ。5300のダブルパンタとのコラポなんか最高・・・ん!? ダブルパンタ・・
そういえば最近、なんで1つ降ろしたんやーいうてさわいどった奴がおったなー
こいつきゃ?→

あの記事、
いったいなんやったんや?
つぶやきながら男の額から頬に一条の光りが走った
そして少し微笑んだ(なんでやねん)

きっとチャンスがくる、そう信じて男はじっとトンネルを凝視していた
もしかすると、好きなのかも・・しれない
つづく