わたしのカメラ・写真

鉄写真を始めた50年前、家にあったカメラを使っていた
レオタックスというメーカーだった
あのライカにそっくりでロゴまでそっくり
いわゆるパチもんだ
撮影時にレンズを引き出して(沈胴式?)固定するのだが、一眼じゃないので引き出し忘れても、ちゃんと固定できてなくても気づかない
なので

ネガにはこんなコマがあちこちにある
キャップのはずし忘れは何も写らんので諦めがつくが、
なんか写ってるので始末が悪い(爆)
ちゃんと写ってたら・・と思うとすごく残念だ
レンズは口径が小さく、写りはそれなりだった
そして新戦力が投入された
またレオタックス(爆)
2機目の中古だがどこで手にいれたのか父には聞けず終いだ
こんどは収納式ではなくスクリューマウント(収納式の奴も回せば取れた)
これになんとキヤノンの50ミリF2.8がついていた
ビントさえあってれば前のよりいい写りなので、これがメイン機となった

どこでもいっしょ〜♪
蒸機も末期にさしかかった頃、同級生鉄の間で一眼と望遠を持つ者が増えてきた
みんな決まったようにペトリでレンズは135ミリ(ちなみにペトリのレンズ名は「オリコー」だったらしい)←「オリコール」だそうです、すみません
wikiによるとニコンと同スペックの機種が半値くらいだったらしい
しかしその写りは良く、さすがは望遠
同じ場所で撮った写真なのに一味も二味も違う
買うてくれーと何度もお願いしたが却下されたので
ペトリ持ちと一緒に撮影に行くのはやめた(爆)
蒸機が消えた後、父はどっかから望遠レンズを手に入れてきた
105ミリ、メーカー不詳だがうれしさ爆発
ここでちょっと待てよと思ったあなたはするどい
そう、うちのカメラは一眼ではない
ピントあわせは別窓での二重像合致式ゆえ望遠つけたとしても普段と同じ画角で見える
つまり、どこまで写ってるのかがわからないのだ(爆)
(そのレンズ専用のファインダーがあったらしい、そりゃそうだろな)
だが、なんぼなんでも真ん中へんなら写るよねと小躍りしながら撮影に出かけた
その結果がこれだ

待ちに待った現像が上がってがっかり
ごく手前にピントがきてボケボケ・・・フレーミングもおかしい

せっかくHM付きの58「あかつき」だったのに

ピンぼけ

土山に停車中のクモニ83
わかりにくいがピントはごく手前の線路、クモニはボケている
こんな博打みたいなレンズ使えねぇ
蒸機が消えた後でよかった
この反動でのちに望遠を手に入れた時、
なんでも望遠野郎となっていく
愛用したカメラはもう手元にないが画像検索してみたらけっこう出てきた
それらを見てるうちにいろいろ思い出した
フィルム巻き上げは丸いつまみをくるくる回す→連写(できないが)したい時は必死で回した
フィルム装填はカメラをひっくり返して底蓋をあけ、下図のセットをそーっと差し込んでいく
しかも買ってきたフィルム先端の細くなった部分を延長してハサミを入れていた、そうして巻きつけないとちゃんと巻き上げられなかった

これが非常に面倒で厄介だった、切るのをミスってパーフォレーターにひびが入ってしまうと巻き上げ中に割れて破片が入ってしまうことがたびたびあった

ヒヨドリ俯瞰をされた方は見たことがあると思われる橋はまだピンさら
割れたフィルムがよくわかる

こともあろうに阪急様にも!!
この日撮った写真にはもれなく入っていた
まぁそんなことしてた人はたぶんいないと思うが
手元のネガには自分が精一杯丁寧に切った先端部分が残っている

しかしこんなことようやっとったなぁ
このフイルムには関西本線のD51が写っていた
きっとイライラ、そしてワクワクしながら切ったんだろな
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