いつまで秋やねん(爆)
今回はちょっと地元ネタで恐縮なのですが、
先日ネガを整理してましたらこんな写真を発見

これは昭和53年にジェームス山で撮ったものです。ジェームス山とは神戸塩屋のすぐ北西に位置する山っぽい場所なんですが、山の名前でも地名でもありません。イギリス人貿易商アーネスト・ウイリアム・ジェームスが昭和初期、イギリス人のために開発した住宅地で自身も居を構えたトコロ。塩屋には他にも洋館が多いところから察するに、海も山も近いここシオヤは外国人好みの場所だったのかもシレマセ~ン。
その通称ジェームス山には外国人居住区があり、それを知った私は興味津々。何がって、カッコいいじゃないですか、洋館。
で、冒頭の写真のあたりを撮りに行ったのです
はたして今はどうなってるのでしょう・・・
【塩屋駅東】
電車の背後に見えるのが通称ジェームス山

正面に建つのが塩屋で一番有名と思われるグッゲンハイム邸
現在では結婚式やコンサートなどでフル稼働らしいです
前を走ってるのはJRの
暴走族新快速

ネットで調べてみました
その右、赤いトンガリ屋根は「旧後藤邸」という洋館で現在は神戸市所有。私が写真復活した頃にはキレイだったので一般人が最近建てた家だと判断し、あまり出したらヤバイと思ってました。実はグッゲンハイム邸とともに明治末期の建築! 左の白いのは土蔵だそうです。
ナニナニ、洋館につきものの煙突は阪神大震災で折れた・・・ちょっと待てよ、オレの昔の写真に写ってないかー

ああ、もうちょい右や、惜しい!!
しかし、コレと比べると今はグッゲンハイム邸のあたりの煙突もなくなっとるやないか!!
古いレンガ積みエントツは耐えられへんわな・・・
忘れかけてるけど山陽塩屋も震災で盛土崩壊、補修では無理と判断され高架構造で造り直されてます
【駅あたり】山陽、JRの駅下を塩屋川(塩屋谷川?)が流れてます

国道から

山陽の山側から
このあたり細い道が入り組んでまして

こんなおしゃれな橋も
そして

こんなおしゃれな鳥が!!
こいつはサギの仲間にちがいない! ←聞こえわるいぞ~(爆)
もしかするとオレオレ【駅西から北上】
山陽と別れるといきなり急な坂
こんな急やったっけぇー・・・
あ、そうか!! あの時ボクは若かったのだ
そしてハァハァ言って突き当たったトコには
へ?入ったらアカンの?・・・そんな・・・
序盤なのにやたら堅いザコでゲームオーバーかい
このまま進むと私は立派な不法侵入者(日本語おかしい?)なので仕方なく左折し一般車道をめざします。
冒頭写真の撮影場所は一般車道のはず
昭和53年はまだまだ緑が多く、ぽつぽつと洋館が点在してました
ぽつぽつというのは「少ない」という意味ではなく、一軒の敷地がでかいからそうなっているのです


ゴミ捨てーしょんも英語で感動!
私は英語と日本語がダメなので何書いてるかわかりませんが
左下にクルマは捨てちゃダメと書いてるようです
さすがセレブ(爆)
しかし開発されたのは昭和初期のこと、
すでに廃墟となったお家もありました


実は私の記憶はこの時のまま
なので、ぜひ今の姿を見てみたかったのですが・・・


やっと一般車道に出ました
ここかっ!!いや、左の壁の高さが違う
橋も違うが 今はここ1箇所にしかない。昔はもう一本橋がかかってたようです
要はテニスコートやプールなどの施設をつなぐ居住外国人専用の橋。
左側には開発者ジェームス邸(後に三洋電機創業者井植氏邸)もあるので、もしかすると氏が行き来するため造った橋?
少し進むとレストランがありました。そこだけは日本人利用可のようですが会員制です。
そしてその少し向こうに

うわ、このクッパ見た事ある!!(ライオンだそうです)

見た事あるオブジェも!!

これは80年頃の姿。ちょっと違ってる・・・
ここも外国人居住区の入り口
なので

当然立ち入り禁止看板あり
不動明王を祀ったトコは禁止区域内
実は昔の写真で今回ぜひ見たかったものがもう一枚あるのです
それはコレ!

外国人がこの難しい漢字を読めるかどうかは別として
中身は「環境を変えるな」ばかり・・・
この地を愛する気持ちが伝わってきませんか
これはもしかすると自筆を掘らせたもの?
ところで、ここはゼームス山だったのか
ゼームス山、ジェームス山・・・ 後者の方が確かにカッコいい
ゼームスボンド・・・税務署に置いてある接着剤みたいだ
たしか石版はこの一画にあったはずですが・・・
残念ながら現状を見ることはかなわず
謎の石版も発見できなかった勇者Mはここから南に向かいます
【海岸沿いを西へ】山陽・JRまでは急な下り、そしてガードをくぐると国道2号
ここから少し西へ進むと埋め立て地があります

高~いところを3000系がきました。
後ろの山は、わが師が登頂に挑む予定の鉢伏山です

下からJR緩行線・列車線そして山陽
山陽のタキチャ(滝の茶屋駅)はすぐそこに見えてます
駅の南に位置する埋め立て地の遊歩道へ
ここには昔サイクルランドがあり、子供が小さい頃よく来ました
3~4人乗りや四角いタイヤのもあった
・・・乗り心地悪かったなぁ(爆)
今は木が茂りすぎて何があるのかわかりません
その頃、遊歩道から撮った写真


拡大すると201系
呼べよ嵐みたいな空ですが、手前の塩屋漁港がきれいに整備される前です

そして現在の姿
漁港は整備され、山の向こうに高マン
高マンの下あたりに見える山裾は今年の7月の豪雨で崩れたとこでしょう、大規模に固められてます

そうそう、昔、塩屋駅の南にはこんな建物もありました
なんかええ感じやな~と撮ったものです


ああっ、前から2両目・・は今回おいといて
山のほぼ上に見えるまぁるい塔のある洋館は旧ジェームス邸
ここが家、ということは彼にとっての一等地だったのでしょう

なるほどね
さて、ぼちぼち帰・・あ、今日は日曜日、
103系の日やないか(爆)時計を見るとあと10分ほど
このへんで撮れるトコといえば塩屋の国道陸橋が近いけど
先週撮ったし(爆)今から東垂水の歩道橋、行けるかな
東垂水の歩道橋→結局「ふた駅歩こう」だな、え~い、イコっ!!

国道にもどり、タキチャの駅をすぎたあたり
・・・思ったより距離あるがな・・・うっひゃー、もう来るぞ~
ああ~ 来てもたあのヒカリ輝く歩道橋に行きたかったのに~
しゃあない
編成中央が光り輝く。私はこの瞬間をひたすら待っていた
今の電車にはない角張ったフォルムをぜひ光で表現したかったのだ
あ~、失敗こいた(爆)
きょうは全部もひとつやったなー

やっと東垂水・・・

ヒカリ輝く東垂水駅
しっかしこのあたりで見る夕陽はサイコーやわ
ジェームス氏があのあたりを開発した頃といえば山陽がポールの1、2両。国鉄は汽車ぽっぽ、音といえばそのくらいか・・・もしかすると波の音も聞こえたのかな
なによりこの夕陽!
これ見たら同郷の人たちを呼んで
わかちあいたくなるよな~

違うかな、ゼームスさん